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高橋しん『「あの商店街の、本屋の、小さな奥さんのお話。」』白泉社

マンガの感想

この本を読もうと思ったのは、評判が良いようだったためです。
「そもそも本屋とは何を持って・・・本屋というのだ・・・」(p.117)
本屋さんを開いた夫に先立たれた女性が主人公です。
「ばかか!飲まず食わずで本を読みまくった!?」(p.66)
夫が死んだのは結婚間もない頃でした。彼女は夫の事を知りたくて彼が仕入れた(=選んだ)本を全て読もうとします。
最近読んだ本の中に人間が死んでも本は残る、という主旨の言葉がありました。著者が死んでも著作は残る、読者が死んでも彼/彼女が読んだ本は残る。作家の研究で蔵書をあたる、ということはあるかもしれないけれど、もっと個人的な世界である人物のことを知るためにその人が読んだ本を読む、という形もありえるな、と思いました。