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加藤元浩『C.M.B.』25巻 講談社

C.M.B.』というマンガの25巻目を読みました。この巻には「掘り出し物」「バッグストーリー」「その朝、8時13分」「香木」の4話が収録されています。
「あれは勝てないよ 一生一度のラッキーパンチもらっちゃったね」
この巻で特に印象的だったのは「バッグストーリー」でした。あるバッグを売ってもらうために競合相手と勝負をする主人公なのですが、その勝敗のつき方がとてもいいものでした。
以前、素人のショートショートを多数収録した本を読んだことがあります。ショートショートと言えば、星新一さん。星さんがその本の解説のようなまえがきを書かれていました。そこで言われていたのがアマチュアでもプロと同等のショートショートを書くことはできる、違うのはプロは常にその水準で書くことができる、という主旨のことでした。
知識や教養、一般的な力量で言えば主人公に分があるのは日の目を見るより明らか。でも、ただ1点、そのことについてだけは誰よりもエキスパートである、そういったことは起こり得るな、ととても印象的な話数でした。
美味しんぼ』で言えば鮎を食べたときの京極さん、でしょうか。