田邊優貴子『すてきな地球の果て』ポプラ社

この本を読もうと思ったのは、あるブログの記事を読んで以来、気になっていたためです。
私にとっては収録されている写真に心をつかまれる本でした。ああ、地球って美しいんだな、と。自分自身、その地球上に存在しているのにそれを目にすることもなく終わっていくんだな、極地に限らず美しさや素晴らしさは存在しているだろうに、そういったことにも気づけないままなのかもしれないな、と。
このタイミングでこの言葉は不謹慎な響きを持つかもしれないけれど、雪景色はやはり綺麗なものだと思います。本当の雪国を知らないからかもしれないけれど、寒冷地のパリっと張った空気感もやっぱりいいものだと思います。そんなことを思い出させてくれる本です。
「The end of the wonderful earth」と英題が付されています。「果て」といっても何かが終わるわけではなく、むしろそこにしかないもの、そこからしか始まらないものがある、漠然とそんな気分にもさせてくれる本でした。