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新川直司『四月は君の嘘』6巻 講談社

『四月は君の嘘』というマンガの6巻目を読みました。
「師から学ぶ過程で生まれた違和感を大切にすべきだわ」「その違いこそ個性なんだもの」(p.37)
「学ぶ」という言葉は昔、「まねぶ」で真似ることを指していた、と聞くことがあります。範とするするものに忠実であろうとするなかで気づいていく違いが自分らしさを教えてくれるのでしょうか。
「音楽でキズついたのなら 音楽で救われるべきだ」(p.189)
何かひとつのことに打ちこんでいるときに自分がそれに向いていないのではないか、もうそれをできないのではないかと感じるのは、一般に言って挫折と呼ぶものかもしれません。でも、その乖離や齟齬が感じられる状態と向き合い続けることで認識のブレイクスルーが訪れることも場合によってはあるのかもれません。主人公の少年が「思い出」の曲を舞台上で弾いている姿を読んでいるとそう感じます。
「弾こう 私達はピアニストだよ」(p.45)