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オーウェン・ギンガリッチ『誰も読まなかったコペルニクス』早川書房

この本を読もうと思ったのは、コペルニクスの『天球の回転について』についての書誌学的なお話だということで興味を持ったためです。
「嬉しいことに、『回転について』は誰にも読まれなかった本であるというケストラーの主張が完全に間違っていたことを、ここでご報告できる。」(p.16)
読みはじめる前は、科学革命をもたらした本などとして有名な本が実は誰にも読まれなかったということを明らかにした本だと思っていて興味をひかれたのですが、実際は逆に誰にも読まれなかったと言われているが本当は多くの人(と、いうよりはいろんなひとにしっかり)に読まれたことを示した本でした。
なので、『回転について』を誰も読まなかった本だとしたらしい、アーサー・ケストラーの『夢遊病者(The Sleepwakers)』の方がむしろ気になりました。