酒井啓子『イラク 戦争と占領』岩波新書

この本を読もうと思ったのも積読になっていたためです。
「米英軍はイラク国内の実態を掌握しないままに、現実の問題に接しては対処療法的な対策を講ずる。だがその行き当たりばったり性がかえって国民の間に不満を醸成し、社会不安は一層高まる。」(p.164)
イラクについて書かれた本でしたが、別の事について書かれているように感じながら読みました。政治や国の話だと、うまくいかないことでも、無意識に「高度な」拙さのためにうまくいっていないんだろうな、と思ってしまうのですが、身近なところで目にする拙さと同じ種類の拙さのためにうまくいっていなかったんじゃないのかな、と思いました。