緑川ゆき『夏目友人帳』12巻 白泉社

夏目友人帳』というマンガの12巻目を読みました。
「女は男の帰った方をいつまでも眺めていて」(『夏目友人帳』第47話)
片想いの相手の姿はどうしてもいつも後ろ姿なのだろう。相手がムーミンだったなら、気軽に言えるのに。
「正確な答えならば、最後まで聞けなかった」(柴田淳『後ろ姿』)
柴田淳さんに片想いを歌った名曲があります。
「彼女はそれを知らず毎日毎日待ちつづけた」(『夏目友人帳』第47話)
そうか、片想いの相手が後ろ姿なのは、自分にしか想いがないからか。去っていくのはいつも相手と決まっている。
「私の片想いはあなたの後ろ姿。こっち向いて、振り向いてよ」(柴田淳『後ろ姿』)
「正確な答え」を知っている第三者がいたとして、それを教えてくれたことをどう思うのかな。教えてくれた相手の自分へのやさしさや想いに気付けるのかな。この話数のラストはとても良かったと思います。それでも、想いが消えないうちは思ってしまうものかもしれないけれど。
ねえムーミン、こっち向いて。