加藤元浩『C.M.B.』17巻 講談社

C.M.B.』というマンガの17巻目を読みました。この巻には「プリニウスの博物誌」「隠れ里」「モザイク」「幻の車」が収録されています。
「その場所から出られんようになったら ひと休みしろ」(「隠れ里」)
隠れ里、ではないのですが、いつもは行ける場所なのに、どうしても行けない、という経験があります。子供の頃でしたが、たどり着くはずの通りに入っていつも通りの角を曲がっているのに、一本隣の通りに出てしまう、といったような。そんな隘路から抜け出す方法が何もせずに休むことだとしたら、何かを暗示しているような気がして印象的です。
「真実にはウソにはない力がある」(「プリニウスの博物誌」)
この巻と『Q.E.D.』の39巻を読んでいて、人の心の不可解さというか、人がいたら、人の数だけ事情や想いがある、という感じを強く受けたのですが、人の本当の気持ち、真実を知ることができれば、確かにそれは現実を大きく変える力を持っているような気がします。