安田まさえ『数学女子』2巻 竹書房

『数学女子』というマンガの2巻目を読みました。
「暗号は解かなきゃただの記号なの」(p.55)
この巻の中では、登場人物の一人が留学生と自分との数学の力の差を感じているくだりが印象的でした。
数学ができない、と感じることはあっても、四則計算ができない、と感じることはない。計算ミスはするけれど、それでも「できない」と感じることはありません。それが数学になると途端に「できない」と感じるのはどうしてだろう、その差は何なんだろう、と考えてしまいます。
件の登場人物と留学生との差は私から見れば、「できない」ことの中での違いであって、その違いが分かる、というのが既にその二人の力量を表しているように思えて、別の事でも、違いが分かるというのは、分かるだけの力を持っている、ということなのかなー、とぼんやりしました。
そんな違いが分かったり分からなかったりする局面で、分かりたいと思うのか、分からなくてもいい(どーでもいい)と思うのかは、対象が好きかどうかということにかかっているのかな、とも思ったりしました。
「『気になる』『わからない』は好きの始まりですよ」(p.86)