佐野眞一『だれが「本」を殺すのか』上巻 新潮文庫

この本を読もうと思ったのは、積読になっていたためです。10年以上前の本なので、電子書籍元年?を越えた今となっては古いのですが、読んでみました。
隔世の感、だなと思いました。
書店のM&Aについて触れられている箇所で、ジュンク堂の相手とした名前があがっているのが、紀伊国屋書店で、大日本印刷とか丸善じゃないし、注目の出版社として草思社があがっていたりして。
実はこの本は単行本で読んだことがあって、そのときも何か違和感があったのですが、今回文庫で読んでみても同じような感じを受けました。
「本を読まない日本人ばかりになったら、日本は本当にもう終わりである。」(p.427)
多分、好き嫌いの問題で、こういう考え方が嫌いだから違和感を感じるんだろうな、と思います。ぽろっと、本は結構読まれてるんじゃないんですか、とか印象で言ってしまったら、それは固い本じゃないからダメなんだ、と言われそうだし。