山崎直子『夢をつなぐ』角川書店

この本を読もうと思ったのも読書感想文コンクールの課題図書だったためです(中学校の部)。
「私と夫は、いったいどこでボタンを掛け違えてしまったのだろうか」(p.70)
山崎直子さんは言わずと知れた宇宙飛行士ですが、私は彼女が選ばれた時(多分)の記者会見の報道をよく覚えています。なので、実際に宇宙へ飛んだことをTVなどで見ていて、あのときのあの人がやっと宇宙に行ったんだな、私の感覚では長い年月が経っているけれど、自分の知らないところで継続していることはあって、その結果が表れて初めて続いていることを知ることってあるんだな、とぼんやり考えたりしていました。
子供の頃から宇宙飛行士になるまで、実際に宇宙に行くまでの経緯が綴られている本だったのですが、旦那さんとの夫婦の危機についても触れられていて、その点が少し意外でした。別に触れなくてもいいものかもしれないのに、わざわざ書かれていることで、大事なことだったんだなという印象を受けます。
「周囲のサポートがあってこそ、私はママを続けることができるのだと、そう思っている。」(pp.81-2)
こういう考えの表れなのかな、とも思います。
最後にとても印象的だった言葉を引用します。
「宇宙は、たとえ何年かかっても到達するに素晴らしい場所です」(p.171)