ジョン・ガイガー『奇跡の生還へ導く人』新潮社

「サードマンがあらわれるのは、いつも、探検家、冒険家、生存者が目前の悲惨な状況を乗り越える瞬間である。」(p.247)
この本を読もうと思ったのは、『always』という映画のことが強く印象に残っているためです。その映画では、インスピレーションとでも言えるものの正体について言及されているシーンがあったと思うのですが、「本当は」そこにいないはずの人が、そこにいるように感じられて、励ましてくれたり助けてくれたりすることについて考えることがあります。
「隔離はあらゆる意味で極限なのだ」(p.106)
前は一人でいることなんてどーってことない、と思えていたのに、最近は、その辛さというか、ボディーブローのように効いてくるマイナスの影響とかを少しは感じるようになって、ほんとうに極限状態でおまけに一人ぼっちだったとしたら、サードマン現象が「本当は」何であれ、それによって助かるのなら、いいものじゃないのかな、と思いながら読みました。