上橋菜穂子『狐笛のかなた』新潮文庫

この本を読もうと思ったのは、守り人シリーズの上橋さんの本だったためです。
霊狐の少年と呪者の素質をもつ少女のお話でした。ボーイ・ミーツ・ガールものかもしれません。
慣習や惰性から外れた考えを持ったり行動をしてしまったりするのは新しい世代で、それは最初は受け入れられないけれど、その人たちが真摯に生きているうちにまるで時代やまわりが「追いつく」ように理解されるようになるものなのかもしれないなあ、とお話の底にある確執が解決されていく流れを読んでいて思いました。