加藤元浩『Q.E.D.』38巻 講談社

Q.E.D.』というマンガの38巻目を読みました。この巻には「虚夢」「十七」が収録されています。
ヒットドラマのロケで使われたことで注目を浴びている神社。ロケ地巡礼のために商店街もにぎわいを取り戻しつつある。その勢いに乗りたい関係者たちに降ってわいた企画がドラマの資料館。でも、それを作るには古くからあるお堂を壊さなくてはいけない。そのお堂にまつわるエトセトラが「十七」です。
「まだ存在しない答えは 見つけた人間を孤独にしてしまう」
お堂にはずっと昔の算法少女の想いが託されていました。完全な証明を与えられるほどの理論はないけれど、存在を確信できるものがある。
「いつか解いてくれる人が現れる・・・・」
彼女の同時代に解答を与えられる人は側にいなかったけれど、彼女を「わかってくれる」人はいました。
「なぜだろうお前が正しい気がする」
以前の『Q.E.D.』のお話の中で探偵役の少年とワトソン役の少女の関係がまだ名付けることのできないものだ、という話数がありました。彼らは違いますが、まだ名前の存在しない関係を結んでいる人たちは、孤独を感じるものかもしれないな、とぼんやり考えました。