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『マザーウォーター』

映画の感想

マザーウォーター』という映画を観てきました。この映画を観ようと思ったのは、小林聡美さんと小泉今日子さんが出ていて、「馬場ちゃん」「早川」と言った感じで『すいか』っぽい感じを期待したためです。

題名から郡上八幡を連想したのですが、京都が舞台のお話しでした。京都には6年も住んでいたのですが、映画の中の京都はほんとに同じ街かと思うほどに違った空気が流れていました。局所的地域的に差があるのかな。

観ていて気になったのがカウンターのキレイさでした。小泉今日子さん演じる女性がやっているカフェのカウンターはなーんも載ってなくてすっきりしていました。小林聡美さん演じる女性がやっているバーのカウンターもすっきり。ついでにバーで置いているお酒はウィスキーただひとつ。理由を問われた答えが「横着したんですよ。」。

最近読んだ本の中で気になっているセリフがあって、何かをしているのが戦っていることになる、という感じなのですが、裏を返せば何もしなかったり無かったりすることは戦っていなかったり、工夫していなかったり向かっていないこととして捉える前提が潜んでいるような気がして、映画の中で彼女たちのお店から感じられる雰囲気は、じゃ何もしてないことになるのか、と考えてしまって、でもそれは違うということを主張しないまでもゆっくりと時間をたどるように映像を流すだけでそれを示しているように感じられました。

『めがね』や『プール』に連なる映画だと思うのですが、この種の映画を観るたびに再確認したり思ったりする大切なものは、映画を観て確認するんじゃなくて、ほんとに大切なら自分自身の生活の中で実際にそういう風に生きてみるべきことなんじゃないのかな、と思ってしまいます。それができないから映画を観る必要があるのかもしれないのですが。