朝日新聞社[編]『病気でない病気』朝日新聞社

この本を読もうと思ったのは、あるブログの記事で存在を知っていて、最近観る『GM』というドラマの影響で思い出したためです。

GM』は自動車産業を描いたドラマ、ではなくて、総合診療(略してソウシン?)で働く医師・看護師・患者による医療ドラマなのですが、その中で詐病という言葉をよく耳にします。病気でないのに本人が症状を訴える、というものなのですが、柳澤桂子さんの『認められぬ病』という本の題名を思い出したりします。

「なおるのを妨害しているのもあなた、病気をつくっているのもあなたなのです。」(p.227)

動悸、めまい、耳鳴りなどいろんな「病気でない病気」が取り上げられているのですが、基本的にあなたの気のせいです、くよくよしなさんな、というスタンスで書かれていた本でした。

さきほどの『GM』ですが、世界的名医の役を演じる東山紀之さんがこんなセリフを言っている回がありました。「患者はウソをつく。しかし、患者がウソをつくのには理由がある。」

病気でないと言われても、痛いものは痛いし、辛いものは辛いし、苦しいものは苦しい。訴えるものが「病気」としてウソだったとしても、その理由を慮れるような余裕があればいいのにな、と思います。

あと、この本のタイトルですが、ダジャレを狙っているのかな。denyでない。