山口二郎『ブレア時代のイギリス』岩波新書

この本を読もうと思ったのは、菅総理の報道を見ていて「第三の道」という言葉がクローズアップされていて、その「第三の道」という言葉とブレア首相との関連が言われていて気になったためです。

この本は2005年の本で、あとがきのような部分で山口さんは「日本政治のイギリス化」という表現を使われています(pp.188-9)。で、それは小泉内閣でのお話しなのですが、今、民主党政権でイギリスの話が出てきたりして、菅総理のブレインの一人として紹介されていた神野直彦さんのモデルの世界観が「労働党福祉社会モデルと親和的であるように思える」(p.83)とされていたりすると、二大政党制とか、政権交代があったとか言っても、案外同じ線路の上をずっと走っているだけってことがあったりするのかな、と思いました。