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『NUMB3RS』「追憶」

テレビ番組の感想

NUMB3RS』というドラマの「追憶」という話数を観ました。

「A person doesn't become violent because you talk to him.」

ある爆破事件が発生します。それが71年に起こったのと同じ爆弾が使われていたことから、逃亡中の同一人物が犯人ではないかと疑われます。

最近、小熊英二さんの『1968年』出版をきっかけとしてかどうかは分からないのですが、1968年という年が注目されているように感じてて、って元々1968年というのはそういう風に思われる年だったのかもしれないのですが、このドラマの中の登場人物たちの会話を聞いていると、1971年が象徴的な年だったように言われていて、そういった象徴的な年って不思議だなあ、と思います。確かに象徴的かもしれないけれど、そうやって捉えられた象徴性は、その中で流れから外れて行われたことや思われたこと、考えられたことまでも、単純にその時期であったというだけで、その象徴のもとにあるものとして捉えられてしまうことがあるように思うからです。

捜査の中でむかしのFBIと今のFBIが対立する場面があって、最後の方で今のFBI捜査官がむかしの捜査官に、あなた方のやったことは間違っていて、それがいつか歪みをきたす、といった感じで否定しているシーンがあります。このお話しの中で対照的だったのは、若い世代とむかしの世代かもしれないのですが、そして、信念を貫くことができると信じられるのは若さの特権かもしれないのですが、転向してしまったむかしの世代にも若いときはあって、その若いときには今の若い世代と同じような「真っ直ぐさ」をもてていたかもしれなくて変化してしまうことに弱さのようなものを見ることがあるかと思うのですが、変化を分かろうとする姿勢も必要かな、と考えたりしました。