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『ベストキッド』

『ベストキッド』という映画が収録されたDVDを観ました。このお話しを観ようと思ったのは、先日深夜にTVでシリーズの4をやっているのを観たためです。4ではミヤギさんの教え子が女の子になっていたのですが、その中で示されるミヤギさんの哲学が気になって、そういえば、ミヤギさんってどういう人として描かれていたのだろう、と思って1作目から観てみることにしました。

4の中でミヤギさんが女の子から帯の色を聞かれているシーンがあるのですが、1の中でも、教え子であるダニエルくんから帯の色を聞かれていました。で、答えは、空手は帯でするものじゃない、という感じのものなのですが、肩書きで仕事をするじゃない、って感じで勝手にすりかえて解釈できるから印象的なのかな、と思います。

あと、ミヤギさんが酔って昔のことを思っているシーンがあるのですが、そこで彼が「憎きドイツ兵を2人殺しました」という感じのセリフをいっています。一方で、彼の奥さんと子どもがアメリカの外国人強制収容所で亡くなったことにも触れられています。第二次大戦に対する考証が正しいのかどうか判断がつかないのですが、作中に限って言えば、戦いたくないミヤギさんが「国のため」に人を殺し、自分の大事な人を亡くして、それでも動機としてして復讐を挙げるダニエルくんに対して、それは違うって感じで諭すのがとても印象的だし、ミヤギさんの心情を思うとなんとも言えず哀しい感じがしました。

最初に『ベストキッド』を観たのは、子どもの頃にやっていたTVだったのですが、当時はそういったことを全然思わなかったけれど、このお話しの中で示されていた精神性のようなものって、当時子どもだった世代に影響を与えたのかなあ、と思ってしまいました。「ワックスかける、ワックスとる」とか結構はやった気がしますし。

あと、お話しの最後の試合で、敵さんが足を狙うかどうか、という展開があるのですが、昔柔道選手だった山下さんのお話しを思い出してしまって、相手選手が山下さんの足を狙わなかったと、美談のように言われることがあるかと思うのですが、相手選手のほんとのところは知らないのですが、このお話しの中で言われるように、自分の中のバランスが取れないと思うと、自ずと行動が律せられたりするのかなあ、とぼんやり思いました。

ミヤギさんが体現している精神のようなものは、『ドラゴンボール』の中で主人公である孫悟空が修行に励む姿に通じているのかもしれません。