御立尚資『戦略「脳」を鍛える』東洋経済新報社

この本を読もうと思ったのは、私のそのうち読もうリストになんでか入っていたためです。

戦略を知っていることと実際に構築できることにはギャップがあって、そのギャップを埋めるものである「インサイト」について書かれた本のようでした。で、「インサイト」とは「勝てる戦略構築に必要な"頭の使い方"、ならびにその結果として得られる"ユニークな視座"」(p27)のことだそうです。

読んでいて、他のビジネス書を読んでいて出てきたお話しに似ていることがあって、印象に残りました。

例えば、大盛りやきそばについて書かれている箇所があって、並500円、大盛り700円なんだけど、大盛りは並の2倍の量があって、量が二倍になっているのに、値段は2倍の1000円になっていないのでお得感がある、ということで、これって、『スタバではグランデを買え!』でスタバでグランデを買うほうが得だってお話しと同じだなあと思いました。あと、チョモランマ登頂総長であった西堀栄三郎さんの著書を引いて、船頭多くして船山に登る的なことを言っている箇所もあって、『スタバでは~』でも、比較優位のお話しのところで同じような流れがあって、それも印象に残りました。

そんなことが印象に残るのは、この本を読んでいる内に矛盾のお話しを思い出したからで、楚人に盾と矛をひさぐものありって感じでコンサルタントが入った会社同士で盾と矛の関係になることってないのかな、と思ったしりして、本文中に「「『孫子の兵法』を学んだ参謀同士が戦争した場合、どちらが勝つのか」「『戦争論』を学んだ参謀同士が戦争した場合、どちらが勝つのか」(p22)という箇所もあったりするのですが、お話しの流れや考え方が同じでも、膾炙するかどうかには、他の要素があるようで、金持ち父さんに言わせれば、売れる本の作り方を知っているかどうか、ということかもしれないのですが、気になったためだと思います。