アインシュタイン、インフェルト『物理学はいかに創られたか 上巻』岩波新書

この本を読もうと思ったのは、なんか有名そうだったからです。

読み始めは面白そうだなと思いました。「私たちの目的とするところは、むしろ人間の心が観念の世界と現象の世界との関係を見つけ出そうと企てたことについて、その大要を述べてゆこうとする点にあるのでした。つまり世界の実在に対応するような観念を科学の名で案出してゆくところの原動力を示そうとしたのでした。」(pⅴ)と書かれていて、面白そうだなと思ったのですが。読み進んでいくうちに、やっぱり書かれていることが理解できなくなってよく分からなくなりました。

そんな中でも印象に残ったのは、次の箇所でした。「科学の想像が、古い概念の余りに狭苦しいのに気づいて、これを新しい概念で置き換えるのです。どんな方面のことでも一度創始された線に沿って発展を続けて行くということの方が革命的である場合よりも多いのですが、何かしらある次の転換期に達すると、そこでまた新しい視野が拓けてゆくのです。」(p30-1)なんか、むかし(と言っても私にとってのむかしであって、この本が書かれた当時からみれば未来に相当するのですが)どっかで聞いたことに似ているなあ、と思って印象的でした。