宇佐悠一郎『放課後ウインド・オーケストラ』2巻 集英社

放課後ウインド・オーケストラ』というマンガの2巻目を読みました。

「私たちが乱れるわけにはいかない!」(p110)この巻の中では、このセリフ?が書かれているコマが一番好きでした。パーカッションセクションの子たちが描かれているコマなのですが、打楽器ってなんであんなにカッコ良く見えるんだろう。曲の始めから終わりまでずっと音を出し続けている楽器って多分あんまりなくて、必ず休符が存在して、みんな自分が入るべきところで一緒に入るひとと合わせたりして入ったり徐々に抜けていったりしているかと思うのですが(低音の先打ちとホルンの後打ちとか)、それは音だけの話で、打楽器の場合、曲によるかと思うのですが、数人の演奏者がいくつもの楽器をいったりきたりして、その入ったり抜けたり合わせたりというのが視覚的に見えるから(ドラを叩いたあとでウインドチャイムを鳴らしてティンパニに入るとか)、チームとして合わせているということを感じやすくてカッコ良くみえるのかなあ、と思います。

話は変わって、少人数だと、管楽器の人が自分が休みのときに打楽器を叩きに行くこともあるかと思うのですが、そんな人手が足りないときにフォローしたりされたりすることとか、音のピッチやスピードを合わせることって、なんか仕事に通じることがあるように思って、不思議な感じがしました。

地道に青春しているマンガのようで、いいなんじゃないのかなと思います。あと、1巻目の帯に「吹奏楽部に入りたくなる文化部系漫画」と書かれていたのですが、多分、このマンガのノリだと男の子の入部希望者が増えるような気がして、(男子校除く)多くの高校の吹奏楽部って、壊滅的に男子率が低いと思うのでいいんじゃないのかな、と思います。