岩岡ヒサエ『土星マンション』2巻 小学館

土星マンション』というマンガの2巻目を読みました。この巻も読んでいてとてもやさしい気持ちになれました。もしかしたら、絵がポポロクロスに似ているかも。

「しゃべらずにいると時々声が出るか確認したくなるわね。」(p27)休日、たいていのことは誰とも口をきかずに済ませることができて、こんなんでいいんだろうか、と思ってしまうこともしばしばですが、そんな時、声の出し方を忘れてしまうんじゃないかという変な怖さにとらわれて(真夜中に置時計を見ていて、時間が戻るように念じたときに、ほんとに針が逆回転しそうな気配を感じてしまうときの怖さもこれに種類が似ているような気がします。)、あーあー、とか発声練習をしてしまいます。そんなわけで印象的なシーンでした。

主人公の男の子が職場の人たちと飲みに行く話数があって、そこで話題を振ったものの広がりようが無かったお話しとかあって、なんんかそんなことってよくあるよなー、とか思いました。

この巻の中では、麦刈りに行くお話しが一番好きでした。天野こずえさんの『ARIA』の中で、引退した伝説のウンディーネに会うために田舎へ行くお話しがあったのですが、なんか、それを読んだときに感じたのと同じような懐かしさを感じました。郷愁って感じでしょうか。