岩岡ヒサエ『土星マンション』3巻 小学館

土星マンション』というマンガの3巻目を読みました。

「そうやってお前が本気で怒ってくれるから、オレはそれだけで気が済むんだ。」(p33)ある夫婦の旦那さんが奥さんに向かってこんな言葉をかけています。自分のためにそんな風に怒ってくれる人がいると、その人の様子を見て自分の方の肩の力がふっと抜けていくような感覚って分かるような気がします。このマンガには夫婦がいくつか出てくるのですが、みんなイイ感じです。

このマンガの主人公が属しているのは、基本的に善人の国のように感じられるのですが、そういった「イイ人」ばかりの世界を巻き込むというか利用しようとする人が紛れ込んできているような雰囲気が前巻あたりからあって、そのことが気になります。