岩岡ヒサエ『オトノハコ』講談社

『オトノハコ』というマンガを読みました。このマンガを読もうと思ったのは、あるブログの記事を読んだためです。

弱小(部員が全然いない)合唱部に入部した女の子を中心としたマンガでした。

学校の屋上でみんなで輪になって声を合わせているシーンだったり、人数が少ないので、合唱として迫力がないながらも、声を合わせるのに一生懸命だったり、個々人の声が違うこととかいろいろあって、そういうことって、人間に色んな人がいて、そんな人が他の人と合わせようとしてみたり、時おりソロのようにスタンドプレーしてみたり、人間の関係とか社会とか、そういったものを合唱が暗に示しているように思えてなんとなくほのぼのとしてしまいました。

多くの人が歌っていたり、音を出していたりする中に入っていると、誰がどんな風に歌っているのかとか、そういうことを見失うことがあって、そんなとき、人の声や音をちゃんと聞いて自分もそれに答えようとするのですが、他人に耳を澄ませてみることって大事だなーと思いました。

「森さんがんばれ」部長さんがぽつっともらした一言ですが、当の森さんが部長さんには隠しておきたかったことも、部長さんはちゃんと察していたようで、そんな部長さんが率いる合唱は推して知るべしだよなあ、とちょっとほっこりしたりします。