荒川弘『鋼の錬金術師』20巻 スクウェア・エニックス

鋼の錬金術師』というマンガの20巻目を読みました。

「友達が先に逝ってしまうのが嫌だな」(p121)不死の男が息子に死なないことで嫌なことを聞かれて、こう答えています。不死じゃなくても、人を見送るのは嫌なことのような気がします。

この巻では、多分、1巻目だったと思うのですが、エルリック兄弟が不正を暴いた街でのやりとりが印象的でした。なんとなく、最後の締めに向かって収斂しつつあるように感じる巻だったのですが、そこで最初のお話しの場所に戻って、その街がエルリック兄弟がやったことで受けた影響の(とりあえずの最終的な)結果のようなものが描かれていたように思えて、彼らがやってきたことが間違っていなかったということを示唆するようにも思えて、物事の良し悪しって、時間が経たないと分からないものかなあ、と思いました。