石塚真一『岳』3巻 小学館

『岳』というマンガの3巻目を読みました。

この巻の5話目に登場する人が、山登りのために休日?出勤を断るシーンがあります。で、同僚の女性がその仕事を肩代わりするのですが、そのときにこんなことを言っています。「だって・・・仕事以外でそんなに夢中になれるのっていいなあって・・・」(p140)同僚に山登りが好きな人がいて、先日、このマンガの話になったときに、命がけなんですねえ、みたいに言ったら、このマンガみたいに危険な山登りじゃないし、最近は体力も衰えて行ってないってことをおっしゃていましたが、仕事以外というか、はっきりと夢中になれるものを持っている人って単純に羨ましく思います。

この巻の最後のお話しは、息子が山で行方不明になった男性が登場するのですが、以来、街行く人の中に息子の姿をよく見るようになったと思っています。「スーツ姿の若者を見ると、みんなお前に見えるんだよ。」(p207)そうやって見間違いをしてしまう気持ちは、なんとなく分かるような気がして印象的なコマでした。