『シゴフミ』五通目

シゴフミ』というアニメのDVDの5巻目を見ました。この巻には第9話「サイカイ」第10話「デアイ」が収録されていました。

この巻は、勝手に柴田淳さんチックだなー、と思ってしまう話数でした。

「サイカイ」では、主人公一行が、南の島?にバカンス?に出かけるのですが、場所に目的とするものがあるから行くというだけじゃなくて、主人公一行が行くことによって、そこで達せられる目的が目的として成立するというお話しの展開は、過程も結果の一部といった感じで、印象的でした。

この話数では、シゴフミ配達人の一人がフューチャーされているのですが、彼女の回想シーンで途中まで白黒で、途中からカラーに変わる所があって、柴田淳さんが最近出たCDの『カラフル』という歌で歌っている内容のことが連想されて、そんなもんかねぇ、と思って印象的でした。この話数の配達人のように、過ぎ去った日のことをやさしくなぜるような感じで振り返ることのできる日が来るのかなあ、とぼーっとしました。

「デアイ」では、一人の男性と女の子が中心なのですが、男の人が女の子と一緒にヒーローもの映画を見ているときの表情がとても印象的でした。映画の中で正義のヒーローが病気になっているのですが、超常的な力で治ったと言っていて、で、他の観客が映画と一緒になって盛り上がっているときに、彼は一人心ここにあらずな感じでした。

そのシーンの前に少女とファミレスでお茶している場面があるのですが、そこで女の子の望むスイーツ?を机一杯注文していて、そのシーンを見ているだけでは、何も思わなかったのですが、自分がそういった境遇にあるということを彼が知っているということが分かったあとで振り返ってみると、ファミレスの注文の量が暗黙のうちに、彼の行く先を示していたように勝手に思ってしまいました。でも、そう思うのは、私が勝手に食べるものに制限をかけないことと、もう先が無いという認識をひとつながりのものだと思い込んでいるからだろうな、と思います。

「デアイ」は、個人的にいろいろと考えてしまう話数で、例えば、男性が間違われて警察に連れていかれたところで、刑事?がさんざん世の中のステレオタイプのような言葉で彼を罵倒しているのですが、その間、少女は一人で警察署の待合みたいところでほったらかしで、人のことを罵る前に、刑事?は他人のことを思うことができているのか、とか、彼が実家に連絡をいれているシーンで、携帯電話じゃなくて、公衆電話でしかもテレフォンカードを使って話していたりして、携帯を持っていないのは、彼の行く末と関係のあることなのかな、と思ったりしました。

最後に、「デアイ」での彼の境遇が『君へ』という歌の一人称と同じものだと思って、柴田淳さんチックだなー、と思いました。ただの妄想だけど。