宮下裕樹『正義警官モンジュ』1巻 小学館

正義警官モンジュ』というマンガの最初の巻を読みました。このマンガを読もうと思ったのは、小学館の他のマンガを読んでいるときに、間からお知らせがでてきて、その紹介文なんか読むと面白そうだったからです。

東京のエリートコースから左遷されたロボット警官モンジュが田舎の派出所で同僚の警官や地域の人たちとおりなす日々のお話しでした。

「私には痛みとか、苦しいとか・・そういうのないですから・・それがないから、理解できないから・・・とても怖いんです。あなたが苦しそうにしてる姿が」(p180)

ロボットものを読んでしまうことの理由のひとつは、そこで描かれるロボットの姿を通して、人間のことを思えることだったりするのですが、昨日、『トップランナー』に椎名林檎さんが出ていて、大切な言葉を「実直」だとおっしゃっていて、自分が尊敬するような人はシンプルな人が多いという風に続いていたのですが、ロボット(という、人間ではないもの、と一応括ってしまえるもの)の姿を通すのって、まどろっこしいかもしれなくて、直に人間のことを考えるほうがホントはいいのかな、と思ったりします。

でも、ロボットが上で引用したようなセリフを言うのを読むと、人間なら痛いとか苦しいとか、そういうのがあって、他の人のことを想像することは容易だと通常、想定しているかもしれないのですが、実はロボットと同じくらいそういったことを理解していないからこそ、想像力を働かせるようになるのかもしれないなあ、ということも思います。

モンジュは動力が原子炉という設定です。同僚警官は、自分の抜け毛が多いことの理由がそれじゃないかと思って心配しています。作者さんは、原子炉を動力にしたから、名前をモンジュにしたのかなあ、とぼんやり思いました。