緑川ゆき『夏目友人帳』3巻 白泉社

夏目友人帳』というマンガの3巻目を読みました。

この巻の中で、夏目くんが妖怪・人間両方の言葉を聞くことができることが両者のいさかいを止める力になるんじゃないかと考えている箇所があります。両方の言っていることを聞くことができても、両者に対する力関係が、その聞くことを活かせるかどうかにかかってくるんじゃないのかなあ、と勝手に思いました。でも、自分にしかできないから、やらないとダメだって感じの使命感じゃなくて、たまたま自分にできるから、役に立つんじゃないないのかな、という雰囲気は好きです。

「私のプリチーな外見にだまされるな」と、ニャンコ先生は言っています。ニャンコ先生は歩き方がトテトテトテって感じでいい感じです。私は犬や猫が苦手です。道で遭遇すると、遠回りして通るくらい苦手です。が、『ARIA』のアリア社長とか、このマンガのニャンコ先生のことはいいなあ、と思ってしまいます。

この巻の中で夏目くんが、人間のことを嫌いになってしまうような瞬間があるのですが、そのときにニャンコ先生に呼びかけられて、で、ニャンコ先生の外見が上で引用したように「プリチー」なので(それだけではないのですが)、フっと力が抜けるような感じで、なんとなくそうでもないかなと思わせられる感じで嫌いにならずに済む雰囲気で良かったです。夏目くんとニャンコ先生の関係は、本人たち曰く「飼い主とペットの関係だ」ということですが、本当は仲のいい友達とか恋愛と呼ばれるものに近かったりするのかな、と思います。