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『めがね』

この映画を観ようと思ったのは、小林聡美さんが出ているからです。あと、もたいまさこさんと市川実日子さんも出ていて、なんとなく期待してしまう雰囲気があるためです。

盛り上がる筋のようなものもなく、作中で再三言われているように「黄昏る」感じアリアリな映画でした。

小林聡美さん演じる主人公(?)の女性の素性が最後までよく分からなかったのですが(ひょっとしてドイツ語が分かる人だったら、何か分かる仕掛けになっているのかもしれませんが。)作中で市川さん演じる生物教師が、もたいさん演じる女性の素性を知ったところで、島の中での彼女の存在にとって違いがあるのかしらって感じのことを言っているように勝手に思ったのですが、別にそんなことってどーでもいいのかなあと思いました。

主人公の女性が自分が旅先に持ってきたスーツケースの中身を必要なものだけ詰めたらこれだけの量でしたって感じで言っているのですが、最初宿にたどり着くまで、それがえらい邪魔で、宿の主人には無頓着に扱われ、やがて、そのスーツケースを置いていく展開があるのですが、何かを象徴させる演出だったのかなあとぼーっと思いました。なんとなく、昔、国語の教科書に載っていた安部公房さんの「鞄」というお話しを思い出してしまいました。

この映画を観て、きちんと掃除して、洗濯して、食事もしっかり摂って、ちゃんと眠ろうと思いました。あと、本を読むのを減らそうと思いました。