たなかのか『タビと道づれ』1巻 マッグガーデン

タビと道づれ』というマンガの最初の巻でした。このマンガを読もうと思ったのは、単純で、帯に次のように書かれていたためです。「天野こずえイチオシ!!!」

同じ一日を繰り返している街に、1人の女の子が電車に乗ってやってきます。それが、繰り返される街に訪れた変化なのですが、最初から街にいて、そのおかしさに気づいていた少年は、その少女が街を「正常」にもどすための手がかりだと考えます。って感じのお話しでした。

「つながらない電話が『おかしい』世界なら わたしがいた元の世界も『おかしい』のだろうか」(p93)さっき、ケータイかインターネットかの会社が通信網に不具合を起こしているという報道をしていましたが、別にそういったインフラというハードがどーとかじゃなくて、繋がる相手がいなくて、電話をかける相手がいないとか、メールをする相手がいないのって、「おかしい」ことになるのかなあと思いました。

「わからなくて どこからどこまでが友達なのかが どこからどこまでが『知っている人』で 何をどうしたら『友達』? いつも挨拶してたら? 名前呼べたら? 消しゴム貸し借りができたら? 二人の間の距離が どのくらい短ければ『友達』?」(p122)要するに、こういうことなんだろうと思うのですが、「友達いますか?」という質問って、答えるのが本当に難しいなあと思います。

このお話しの設定では、一日を繰り返すのは、誰かがそう望んだからのようで、誰か1人の望みが世界の在り様を支配してしまうお話しって、なんかありふれているような気がしますが、どういった過程で、どういった風に解決がはかられるか、とても気になりました。