山内昌之『歴史学の名著30』ちくま新書

この本を読もうと思ったのは、歴史学でいい本と呼ばれているものに単純に興味があったためです。

読んでみたのですが、あんまり紹介されている本を読みたいなあとは思えなくて、残念でした。

本筋とは関係のないところで、新井白石の『読史余論』を紹介している部分で、導入として東京大学の日本史の入試問題が使われているのですが、そのことが印象に残りました。問題文を読むと、よー分からんと思うのですが、でも、東大に入る方法とか書いたり言ったりしている人は、「教科書をちゃんとやれば入れます」とか言ってると思うのですが、教科書を読んでも、この問題は解けないような気がしました。で、飛躍して考えたのが、中高6年間も英語の勉強をしても、しゃべれないって英語教育を批判することがあるのですが、小中高12年間も体育の授業があるのに、例えば逆上がりができないとか、そういった風に体育教育を批判することってあんまりないし、日本史とかだと、「正しい」歴史を教えているかとか問われても、歴史の流れというか、そういった形で歴史を捉える力がついてないって感じで、日本史教育を批判することもないなあ、ということでした。