竹宮恵子『地球へ・・・』2巻 スクウェア・エニックス

『地球へ・・・』というマンガの2巻目でした。

地球へと向かうために、迫害されていた場所をいったん離れて、ある星に定着していたミュー一団ですが、落ち着くことで、地球へ向かうための原動力を失いつつあるようでした。「おそれていたことがおきた!皆が憎しみを忘れたのだ!人間の迫害を実際には知らぬ若い者の甘い夢が長じた者の憎しみまで消してしまった!!」(p30)長老さんのお怒りももっともなのですが、このお話とは違うところで、例えば、後の世代の幸せや平和のためにがんばっているのに、実際、その後の人たちが幸せになってしまって、享受していると自分たちのがんばりはなんだったのかとか思ってしまうことってあるのかなあと思いました。もし、そういったことが頻繁にあるのなら、何か目標というのは、達成された状態じゃなくて、それが欠如している状態の反対として想定されている間だけ、いいものとしてあるのかなあとか思いました。