竹宮恵子『地球へ・・・』1巻 スクウェア・エニックス

『地球へ』というマンガの最初の巻でした。このマンガを読もうと思ったのは、アニメ化されて、初回を見たためです。全部で3巻なので、結末を早く知ることができるなあと思って読むことにしました。

アニメを見たときに思ったのは、ロイス・ローリーの『ザ・ギバー』に似ているなあということです。あと、タイトルから連想するお話があって、それは、地球から離れた人類が何世代もたって、地球のことを青くて美しい星だと語り継いでいるという設定のものです。そういった世界で育った若者が自分で、地球を訪れるという展開なのですが、そこで彼が見たものは、灰色の荒野が広がる地球でした。もとの星に帰った彼は、それでも次の若い世代に地球のことを(今も)美しく青い星であると語るというものでした。このお話を聞いたのが、小学生の頃だったのですが、当時、その星に住む大人の人は、みんな地球がボロボロになってるのに、本当のことを言わないのだろうと素朴に思っていましたが、今だったら、なんとなく、その大人の気持ちも分かるかなあと思います。脱線しましたが、なんとなくそのイメージがあって、「地球(テラ)へ」と言われると、望郷の気持ちとか、どーいう風に描かれているのだろうと興味がわいて読もうかなと思います。

印象的だったのは、設定の説明の箇所で、地球を汚しているのが自分たちだと気づいた人間が地球を離れることにしたとされていることです。なんとなく、地球にしてみれば、寂しいような気がします。いくらお前のためだよと言われても、そこで選択されるのが、去っていくことだというのは、寂しい感じがします。って、擬人化しすぎでしょうか。

あと、思ったのは、対立する勢力があって、人間とミューとなっているのですが、ミューはもともとは人間で、超能力を使えるようになった人たちなのですが、人間がミューを排斥している一方で、ミューは人間を原始的だとか、見下していて、悲しい感じがしました。

「地球のシステム」として言及されているものがあるのですが、まだ実態は見えない感じで、これからの巻ででてくるのかなあと思って、ちょっと楽しみです。