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『私の頭の中の消しゴム』

テレビ番組の感想

録画してあったのですが、観てなかったので観てみました。

確か、このお話しが劇場で公開された頃って、『明日の記憶』(本の方)が話題になった頃と重なっていたと思うのですが、この映画の病気が若年性アルツハイマーだと知りませんでした。『明日の記憶』の最後はきれいでしたが、この映画の最後もきれいでした。

でも、こうしたお話しには、誰か相手がいるのが相場で、実際には、一人でいるのに病気になったりすることってあるんじゃないのかなあと思いました。で、美しく描くことってイイのかなあということをどーしても考えてしまいます。

全部観てから思ったのですが、ヒロインの女性が失恋のあとに髪を切ろうとするシーンがあるのですが、そこで美容師さんに髪を切ったからって過去を忘れられるとは限らないって感じのことを言われます。お話し全体の設定を考えたときに、忘れるということに含まれる随意性ということへの示唆が含まれたシーンだったのかなと思いました。そういえば、主人公の男性が医者に妻の症状を言うシーンで、医師が忘れられないんじゃなくて、記憶があるだけだって感じのことを言っていました。記憶ということに仕方の無いことと、仕方のあることってどのくらいの割合で含まれているのだろう、とそんなことをぼんやり思いました。