吉岡逸夫『なぜ日本人はイラクに行くのか』平凡社新書

この本を読もうと思ったのは、タイトルと同じような疑問をもっていたためです。善行という単語が頭を一瞬よぎりますが、それならば、どうして、自分の身の回りではなく、わざわざイラクなのかという疑問が頭をもたげます。結局、その場所に行けない(行かない)自分と比べたひがみや嫉妬であるかもしれないのですが、どうしてなのだろうと思ったので読んでみました。

印象に残ったのは、イラクに派遣された自衛隊の人が、他の人(他の日本人)にはできないことを自分がしていると考えているようだったことです。逆に、自衛隊の人ができないことを他の人がしている面もあると思いたいと思いました。でも、これって、何かことが起こったときに、傍観しているだけかもしれない自分に対して「それでも、自分は自分の役目を果たしている」という言い訳を用意しているだけなのかもしれなくて、いけないことなのかなあとも思ってしまいました。