時雨沢恵一『リリアとトレイズⅢ』電撃文庫

リリアとトレイズ』という本の3冊目でした。副題は「イクストーヴァの一番長い日」の上巻でした。

この本で印象に残っているのは、次の2点です。女子学生の会話。「そうよね!わたし達まだ"結婚しなくちゃいけない年齢"、でも"そろそろやばい年齢"でもないし」(p36)んで、もうひとつは、登場人物のある女性が自分の娘と友人の息子の関係のことを考えているシーンがあるのですが、そのとき、周りはカップルだらけなのに、その人は一人なのですが、配偶者がいることというか、なんか安定した状態にいる人の余裕のようなものを感じてしまいました。

この巻には、本編のほかに一個、短編が入っているのですが、そのお話しを読んで、外国語をきちんと使えることは、自分の成功と結びつくかどうかは別にして、ある種の「姿勢」を体現していることのように感じました。