P・W・シンガー『戦争請負会社』NHK出版

この本を読んだのは、『戦争で死ぬ、ということ』の中で触れられていて、普通の労働での外注化と戦争におけるそれとの関係が気になったためです。

民営軍事請負企業(PMF=Privatized Military Firm)について書かれていました。これは、戦闘において、兵站の管理や軍の訓練などを請負う会社のようでした。

よく分からないのは、こういった会社の行っていることが犯罪にならないのかどうかという点です。最近、共謀罪という言葉をよく耳にすることがありましたが、PMFは戦地に実際に投入するだけの兵力(人数)を保有しているようで、また、装備も結構すごいようで、こういった存在自体、国家の安全にとって危険なものであるという視点で捉えられないのかなと思いました。

あと、むかし、ある一般教養の講義で、先生が「ソニーは日本のために業務を行っているわけではない」と言っていたことを思い出しました。民営企業は国のためではなく、利益のために行動するわけで、それが戦争になった場合、安全保障という観点からは、危険なことなのかなと思いました。