桜坂洋『よくわかる現代魔法 たったひとつじゃない冴えたやりかた』集英社スーパーダッシュ文庫

よくわかる現代魔法』シリーズの5作目でした。

「いままでできなかったことはできるようになるけれど、なんでもできるようになるわけじゃないわ。(略)でも、魔法のせいで、逆に道がせばめられちゃうことだってあるかもしれないわけよ」(p140)今日読んだ新書の中で、技術とか、時代が進むにつれて右肩上がりに進歩していくという前提があるけれど、その時代その時代で頂点に達したものは、次の時代でもう進むことはなく、前の時代のできを越えられないことがあるのではないかという記述がありました。新しいものが増えると、確かに選択肢などが増えますが、ずっと進歩していくとは一概に言えないなあと思いました。

あと、印象に残ったのは「自分のタイミングで勝負をかけられる人間なんて、この世にほとんどいないものだ。」(p198)という節です。これは本当かもしれないなあと思いました。備えあれば憂いなしって感じでしょうか。