明石和康『アメリカの宇宙戦略』岩波新書

この本を読もうと思ったのは、宇宙開発に興味があるからでした。

最初のほうは、アポロ計画など、宇宙の話が出てくるのですが、中盤以降は、9.11やイラク戦争についてのお話しに重点が置かれている感じがしました。宇宙戦略にはMDが関係してくるので、そういった意味で軍事面にお話しが展開するという流れだったと思います。

読んで思ったのは、火星にいく話が何年か前にあったと思うのですが、時が流れれば、技術も進んでという右肩上がりを前提する進歩主義が宇宙開発にはあると思うのですが、多分、SFの影響もあると思うのですが、宇宙へ出て行くことを進歩だとして信じていたのに、結果、人類の滅亡という事態にならないのかなとふと思いました。そして、もし、ずっと後のこととして、人類が滅んでしまうことがあるとして、その前兆を感じることができるのは、どういった時でどういったものなのだろうとぼんやり思いました。