ペスタロッチー『隠者の夕暮・シュタンツだより』岩波文庫

この本を読もうと思ったのは、古典?な気分だったからです。んで、岩波文庫だと気分がもっとでるかなと思って読んでみました。

多分、ペスタロッチーは陶冶という言葉で有名だと思うのですが、この本の内容は全然わかりませんでした。そんな中でも印象に残ったのは、「シュタンツだより」の中で体罰について触れている箇所です。ペスタロッチーは自分は子どもの横っ面を殴るけど、体罰の有無じゃなくて、日々のやりとりが子どもを頑なにするかどうかにかかっていると考えているようでした。で、子どもの親がそれを見たら、自分のことを誤解するかもしれないけれど子どもとの信頼関係はできているので、平気だと考えているようでした。なんか、現在の体罰をめぐる議論で、暴力はだめだけど、愛のムチはいいって言う人がいますが、それみたいに感じられました。ただ、「解説」に次のように書かれていました。「ただペスタロッチーが子供の横面を殴ったからと言って、世の教師が子供の横面を殴ることは全く理由なき危険極まる暴行であるということを人々は知らなくてはならない。」(p194)で、当の殴られていた子どもたちに気持ちを聞きたいなあと思ってしまう自分はなんか歪んでいるのかなあと思いました。