山根節『経営の大局をつかむ会計』光文社新書

この本を読もうと思ったのは、会計に興味があったのと、この本の評判が良かったからです。

印象に残っているのは、数字からその会社のしていることなどを推測するくだりです。接待費が増えていたら、接待に頑張らないと契約の取れない業界なら、長くつづかないのではないかと疑ってみたり、固定資産費が増えていたら、新規出店をしたと考えるのか、立派な本社ビルを作って社長が喜んでいると考えるのかなどなど書かれていました。定量的な社会科学の場合、数字を見てそこに生きている人々の事を無視しているという批判もあるかと思うのですが、うえにあげたような考え方はそのような批判から外れていくように感じられて印象に残りました。