米澤穂信『愚者のエンドロール』角川スニーカー文庫

この本を読もうと思ったのは、今日、ちょっと出かける用事があって、電車の中で読むのにどーしようかと考えて、薄くて軽そうだったので選んだためです。多分、今月『さよなら妖精』が文庫になったこととかで頭の中で米澤さんのことが引っかかってて、ちょうど本棚にあったことも影響していると思います。

読んだ感想は、月並みですが、面白かったです。役不足な人ではいい仕事ができなくて、人にはそれぞれ役目があるってな感じのことがお話し全体を貫いているテーマのようなものなのですが、複雑な気持ちになりました。たしか、エジソンだったと思うのですが、人が何かを諦めたとき、その人は自分がいかに成功に近づいていたかを知らないという感じの言葉があるそうです。たしかに、できない人にはできなくて、できる人にはできることってあるとも思うのですが、それが本当に「できない」のか努力が足りていないだけなのかムズカシイなあと思いました。天才とか、才能があるからとか、自分にできないことをやってしまう人のことを言うことがあるのですが、そういった言葉って、その人の努力を否定する響きを持つことってあるなあとぼんやり思いました。

あと、お話しの最後の女の子の意見には、自分も賛成だと思いました。