ジョン・ケージ、ダニエル・シャルル『ジョン・ケージ 小鳥たちのために』青土社

この本は、ジョン・ケージさんとダニエル・シャルルさんの対談を収めたものでした。と、いっても、そのまま入っているわけではなく、録音したテープをもとに、著作などを参考にシャルルさんが加筆修正したもののようでした。この本を読もうと思ったのは、最近読んだ音楽関係の本の中でジョン・ケージという名前が頻繁にでてきて、興味を持ったからです。

ジョン・ケージというと、あるアメリカドラマに出てくる「妙ちくりん男」を連想してしまうのですが、関係は多分ないのだろうと思います。前、『トリビアの泉』を見ていたときに、『4分33秒』という曲のことをやっていて、その「曲」はケージさんが作った(?)ものなのですが、その辺の考え方を知りたかったのも読んだ理由だと思います。

読んで思ったのは、音楽はいつ「音楽」としてカタチになるのだろうということです。以前、『題名のない音楽会』に大橋巨泉さんが出ていて、その回はジャズのお話しだったのですが、ジャズではアドリブが山ほどでてくるのに、その一方で楽譜があって、「曲」として固定された存在もある、「ジャズ」というのはカタチとしてはっきりしているのだろうかというお話しをされていました。この本の中でフリー・ジャズについて話している部分があったので思い出してしまいました。

本を読んでいると、ケージさんは鈴木大拙マクルーハンの影響を多分に受けているようなので、この二人の本を読んでみようかなと思いました。