マンガの感想

緑川ゆき『夏目友人帳』17巻 白泉社

『夏目友人帳』というマンガの17巻目を読みました。「強くならないと なんにも守れないよ、周一さん」主人公である夏目くんを助けてくれる男性の若かりし頃を描いた「歪みなき世界」。優しいことは悪いことではない。「正しいものはきっと 周りを傷つけない…

緑川ゆき『夏目友人帳』16巻 白泉社

『夏目友人帳』というマンガの16巻目を読みました。「お前もまっすぐ私の目をのぞくのだな 声が届けば、人とはみなそういうものなのか?」こう言っている妖は、自分の目をのぞいてきた少女に対する気持ちを名づけることができずにいました。「美しき谷をとも…

空知英秋『銀魂』50巻 集英社

『銀魂』というマンガの50巻目を読みました。「アンタも俺も同類 グラサンかけてる奴は大体 殺し屋だ 俺達の違いは葬りたい相手が自分か他者かそれだけだ」このセリフを読んでいて、前にデュルケームの『自殺論』を読んだときに殺人の件数と自殺の件数を合わ…

加藤元浩『Q.E.D.』45巻 講談社

『Q.E.D.』というマンガの45巻目を読みました。この巻には「金星」と「初恋」の2話が収録されています。「金星」を読んで考え込んでしまいました。「金星」は通常のお話が進行する途中で登場人物が10年前に読んでいた子供向け学習漫画が度々挿入されています…

たなかのか『すみっこの空さん』4巻 マッグガーデン

『すみっこの空さん』というマンガの4巻目を読みました。「同じものを読んでいたのに何で正反対のことを言うのカニカマは・・・」(p.151)主人公である空さんのご近所さんの少女はプラトン(亀)の飼い主が自分と同じ本を読んでいたことを知ってこんな風に…

新川直司『四月は君の嘘』6巻 講談社

『四月は君の嘘』というマンガの6巻目を読みました。「師から学ぶ過程で生まれた違和感を大切にすべきだわ」「その違いこそ個性なんだもの」(p.37)「学ぶ」という言葉は昔、「まねぶ」で真似ることを指していた、と聞くことがあります。範とするするものに…

四宮しの『魔女と猫の話』少年画報社

このマンガを読もうと思ったのは、あるブログの記事を読んだためです。設定を聞いてライラの冒険シリーズの人間とダイモンの関係を連想しました。「君がそう決めたのなら僕は君を手伝うよ」(p.23)魔法学校に通う少女たちは13歳になると一生のつきあいとな…

あまのこずえ『あまんちゅ!』6巻 マッグガーデン

『あまんちゅ!』というマンガの6巻目を読みました。「そのかわりに悲しい時間もいつかかならず終わってくれるわけだしね」(p.130)楽しい今が永遠に続けばいいとつぶやいてしまった登場人物は本当にそう思っているのかと質されて再考しています。あまのこ…

安倍吉俊『リューシカ・リューシカ』6巻 スクウェア・エニックス

『リューシカ・リューシカ』というマンガの6巻目を読みました。この巻では「ねつりきがくのほうそく」という話数の後半部分で秋から冬にかけての夕暮れ時の雰囲気を思い出させるコマが好きでした。

空知英秋『銀魂』49巻 集英社

『銀魂』というマンガの49巻目を読みました。「ゲームってのは生殺与奪に関して鈍感になりがちだろ 経験値のためにモンスターを殺しアイテムのために他人の家のタンスを勝手にあける」この巻で一番おもしろかったのは「空知の読者とふれ合う質問コーナー」15…

ひぐちアサ『おおきく振りかぶって』21巻 講談社

『おおきく振りかぶって』というマンガの21巻目を読みました。この巻では野球部員が監督の過去を聞いて動揺しているくだりが印象的でした。同級生を亡くした監督なのですが、その部員は今のチームメイトを連想してその中のひとりがいなくなることに思いをは…

加藤元浩『C.M.B.』22巻 講談社

『C.M.B.』というマンガの22巻を読みました。この巻には「夏期補講授業」「ガラスの楽園」「螺旋の骨董品店」が収録されています。「死せる者を見たことだと思うんだ」(「ガラスの楽園」)ダーウィンが自然淘汰を思いついた理由を探偵役の男の子はこう考え…

加藤元浩『Q.E.D.』44巻 講談社

『Q.E.D.』というマンガの44巻を読みました。この巻には「チューバと墓」「Question!」が収録されています。「なにがあろうと犯人を捕まえるのが探偵です!」(「チューバと墓」)探偵同好会に所属しているから探偵なのではなくて、犯人を捕まえようとするか…

たなかのか『すみっこの空さん』3巻 マッグガーデン

『すみっこの空さん』というマンガの3巻目を読みました。「チシキのチリの中にチッキョしていても宇宙の秘密をチシツすることはできない」(p.67)この巻で特に印象に残ったのは「ことば」という話数です。辞書を捨てようとする女子高生に主人公の少女(空さ…

加藤元浩『C.M.B.』21巻 講談社

『C.M.B.』というマンガの21巻目を読みました。この巻には「冬木さんの一日」「湖底」「エルフの扉」「バレッタの燭台」が収録されています。ひさしぶりに『はぐれ刑事純情派』を観たような印象を受けた巻でした。藤田まことさんはもういないのか。「冬木さ…

加藤元浩『Q.E.D.』43巻 講談社

『Q.E.D.』というマンガの43巻目を読みました。この巻には「検証」「ジンジャーのセールス」が収録されています。「だってこれはただの再現ですよ!実際の事件とは違うんですから!」「検証」を読んでいて上に引用した部分がとてもひっかかりました。実際の…

末次由紀『ちはやふる』18巻 講談社

『ちはやふる』というマンガの18巻目を読みました。「同じ相手との3試合って・・・こういうことか」この巻の中では、部分とそれが集まったときの違いが気になりました。仮に同じ相手と1日に3試合しても、途中に別の相手との試合を挟むのとそうでないのとでは…

椎名軽穂『君に届け』14巻 集英社

『君に届け』というマンガの14巻目を読みました。君に届いてしまった後のお話が続いているのですが、青春時代って、こんな風にいろんなことを考えながら生きているものだったかなー、と遠い目になりながら読みました。

末次由紀『ちはやふる』14巻 講談社

『ちはやふる』というマンガの14巻目を読みました。この巻では、自分の所属するチームの勝敗に自分の勝負がかかってくる展開が印象的でした。自分は中心人物ではない、と思っていても、時のタイミングでそういう役回りを演じてしまうことがある。何かを頑張…

空知英秋『銀魂』41巻 集英社

『銀魂』というマンガの41巻目を読みました。ガンダム?な巻でした。

岩岡ヒサエ『星が原あおまんじゅうの森』2巻 朝日新聞出版

『星が原あおまんじゅうの森』というマンガの2巻目を読みました。「本当の姿に気づいてないのかもしれないですよ 自分が何の種か」(p.66)この巻では、鈴蘭の種のお話が印象に残りました。芽を出すためには土の中に埋まらなくてはいけない。土の中はひとり…

浦沢直樹『MASTER KEATON 完全版』2巻 小学館

『マスターキートン』というマンガの完全版の2巻目を読みました。「さあ諸君、授業をはじめよう。あと15分はある!」(「屋根の下の巴里」p.122)『救命病棟24時』というTVドラマがあって、その中でこんなシーンがありました。江口洋介さん演じる天才的な救命…

浦沢直樹『MASTER KEATON 完全版』1巻 小学館

『マスターキートン』というマンガの完全版の1巻目を読みました。このマンガを読もうと思ったのは、以前から気になっていたのですが、今回完全版で出るということで読んでみようかな、と思ったためです。日本人と英国人のハーフである平賀=キートン・太一が…

岩岡ヒサエ『土星マンション』7巻 小学館

『土星マンション』というマンガの7巻目を読みました。最終巻でした。完結していました。8/30は『マスターキートン』だけじゃないよ、とどこへともなくつぶやいてみる。「今度も知らないうちに永遠に会えなくなる、 この人もそんな風にいなくなる。 そう思っ…

丸川トモヒロ『成恵の世界』12巻 角川書店

『成恵の世界』というマンガの12巻目を読みました。「異文明が出会うと必ず戦いになるって誤解だと思うぞ」(p.108)既にSF的設定や展開を忘れてしまっているので、この巻のお話はついていきにくかったです。この巻の途中から最終回へ向かう雰囲気を感じたの…

熊倉隆敏『ネクログ』二 講談社

『ネクログ』というマンガの2巻目を読みました。この巻の中で主人公?があの世にいく件があります。で、死んでしまった人の魂たちがこの世と変わりなく街の中で生活している喧噪に触れたりしていました。で、どうしても一緒にいたい人があの世にいて、この世…

吉田秋生『帰れないふたり』小学館

『帰れないふたり』というマンガを読みました。「海街diary」シリーズの4作目です。「帰れないふたり」「ヒマラヤの鶴」「聖夜に星降る」「おいしい ごはん」が収録されています。「かえれない あなたに 想い出はそっと胸に秘めておくもの」(辛島美登里『あ…

田辺イエロウ『結界師』35巻 小学館

『結界師』というマンガの35巻目を読みました。最後の巻でした。この巻で特に印象的だったのは、主人公の父親と母親のやりとりでした。「結局・・・妻にも・・・母にも・・・女にもなれなかった・・・」人の本心が明かされるのは、どうしていつも最後の際な…

篠原ウミハル『図書館の主』Ⅰ 芳文社

『図書館の主』というマンガの最初の巻を読みました。このマンガを読もうと思ったのは、図書館に関するマンガのようだったためです。 「いずれの読者にもすべて、その人の図書を」 「いずれの図書にもすべて、その読者を」(図書館学の5法則) ある私設図書…

尾田栄一郎『ONE PIECE』63巻 集英社

『ワンピース』というマンガの63巻目を読みました。発売されていたのをすっかり忘れていました。「殺したら負けなんだ!!あいつらと同類になりてェのか!!?」この巻の中で、種族間の反目について扱われています。作中、登場人物が言っているように、そういった…

赤星治人『永遠図書館』1巻 講談社

『永遠図書館』というマンガの最初の巻を読みました。このマンガを読もうと思ったのは、題名を見て興味を持ったためです。「世界で最初の本を読んでみたいからですっ!!」永遠図書館と言う名前のSF?ファンタジー?な設定の図書館の司書になった主人公がその動…

羽海野チカ『3月のライオン』6巻 白泉社

『3月のライオン』というマンガの6巻目を読みました。先日、羽海野チカさんの短編集『スピカ』を読みました。収録されていたお話を読みながら感じたのは、羽海野さんの中で一つの道に邁進する人、なにか一つの事に魅入られてしまった人、というのがテーマと…

浦沢直樹『BILLY BAT』7巻 講談社

『ビリーバット』というマンガの7巻目を読みました。「だから彼に聞きたいんだ」「僕はどうすればいいのか」(pp.95-6)それは、彼に聞いていいことなのかな。「人間っていうのは一人一人全部役割があるんだ」「たまにその役割をちゃんと演じようとしない奴…

芦原妃名子『Piece』Volume.6 小学館

『ピース』というマンガの6巻目を読みました。「流されながら私は生きてる」(辛島美登里『流されながら』)「『かわいい』ってそーゆー意味だったんだ」(p.124)男性陣から圧倒的な人気を誇っているにも関わらず、「モテる人の気持ちが知りたい」と飲み会…

羽海野チカ『スピカ』白泉社

『スピカ』というマンガを読みました。このマンガを読もうと思ったのは、羽海野さんのマンガだったのと、twitterのTL上をこのマンガの話題が流れることが多くて気になったためです。短編集で以下のお話が収録されています。「冬のキリン」「スピカ」「ミドリ…

吉崎観音『ケロロ軍曹』22巻 角川書店

『ケロロ軍曹』というマンガの22巻目を読みました。「現代の権力闘争の主要な形式は、ある普遍的原理に立つ国がその原理のおよぶ範囲を広げることである。」(高坂正堯『国際政治』p.156)このマンガの主人公?であるケロロ軍曹たちは地球を侵略するために派…

宇仁田ゆみ『うさぎドロップ』1巻 祥伝社

『うさぎドロップ』というマンガの最初の巻を読みました。このマンガを読もうと思ったのは、アニメ化ということで、twitterのTL上を話題が流れていることもあって、気にはなっていたのですが、『コクリコ坂から』上映前のCMで『うさぎドロップ』劇場版のこと…

久米田康治『さよなら絶望先生』第二十六集 講談社

『さよなら絶望先生』というマンガの26巻目を読みました。「ご期待下さい」(p.127)いろいろと言えなくなったことや、ジョークのネタにしにくくなったことがあって、絶望先生の決めゼリフもその一つで、代わりに使おうということになったのが「ご期待下さい…

緑川ゆき『夏目友人帳』12巻 白泉社

『夏目友人帳』というマンガの12巻目を読みました。「女は男の帰った方をいつまでも眺めていて」(『夏目友人帳』第47話)片想いの相手の姿はどうしてもいつも後ろ姿なのだろう。相手がムーミンだったなら、気軽に言えるのに。「正確な答えならば、最後まで…

ゆうきまさみ『鉄腕バーディーEVOLUTION』8巻 小学館

『鉄腕バーディーEVOLUTION』というマンガの8巻目を読みました。「犯罪者であっても死なせず捕えるために、これだけの力を与えられておきながら・・・みすみす目の前で人が殺されるのを見ているだけだなんて・・・」(p.12)このマンガを読んでいると、主人…

加藤元浩『Q.E.D.』39巻 講談社

『Q.E.D.』というマンガの39巻目を読みました。この巻には「ああばんひるず6号室事件」「グランドツアー」が収録されています。「自殺を考えてる人間は自分の夕飯なんか作れないよ」(「ああばんひるず6号室事件」)この話数に出てくるレストランの料理人さ…

加藤元浩『C.M.B.』17巻 講談社

『C.M.B.』というマンガの17巻目を読みました。この巻には「プリニウスの博物誌」「隠れ里」「モザイク」「幻の車」が収録されています。「その場所から出られんようになったら ひと休みしろ」(「隠れ里」)隠れ里、ではないのですが、いつもは行ける場所な…

原作:七三太朗、漫画:川三番地『天のプラタナス』13巻 講談社

『天のプラタナス』というマンガの13巻目を読みました。この巻では、主人公チームの監督がとった守備変更が印象的でした。球場の特性と、1点を阻止するための方策だったのですが、当の選手が監督の意図するところをちゃんと汲み取って期待に応える展開になっ…

椎名高志『絶対可憐チルドレン』26巻 小学館

『絶対可憐チルドレン』というマンガの26巻目を読みました。この巻は特に感想はありませんでした。

末次由紀『ちはやふる』13巻 講談社

『ちはやふる』というマンガの13巻目を読みました。「『風そよぐ』ですね」(pp.98-9)この巻では、このセリフのあるページが一番好きでした。このセリフは主人公のチームメイトが主人公にかけたものなのですが、それは、試合の中で他の人を気にしていなけれ…

雷句誠『どうぶつの国』6巻 講談社

『どうぶつの国』というマンガの6巻目を読みました。この巻では、登場人物たちがクジラに出会うシーンがあります。そのクジラは賢者のような感じで、いろんなことを知っている雰囲気です。たしか、『ふしぎの海のナディア』でもクジラが似たような感じだった…

氷川へきる『ぱにぽに』16巻 スクウェア・エニックス

『ぱにぽに』というマンガの16巻目を読みました。相変わらず筋のよく分からないお話でした。でも、面白かったので良かったです。レベッカ宮本先生が階段をのぼりながら息切れしているシーンが良かったです。

安田まさえ『数学女子』2巻 竹書房

『数学女子』というマンガの2巻目を読みました。「暗号は解かなきゃただの記号なの」(p.55)この巻の中では、登場人物の一人が留学生と自分との数学の力の差を感じているくだりが印象的でした。数学ができない、と感じることはあっても、四則計算ができない…

浦沢直樹『BILLY BAT』6巻 講談社

『ビリーバット』というマンガの6巻目を読みました。「頭の中のラジオが何言ったって あたしは言いなりになんかならないから!!」ジュリアン・ジェインズの『神々の沈黙』を読んだばかりなので、このマンガで描かれているコウモリがその本の中で言われている…

田辺イエロウ『結界師』34巻 小学館

『結界師』というマンガの34巻目を読みました。この巻は感想は特にありませんでした。